2018年4月16日月曜日

「Roof of the World」マンダラバンド(mandalaband)



  
イギリスのバンドmandalaband(マンダラバンド)が、1stアルバム「mandalaband(曼荼羅組曲)」(1975)完成後、アルバム・リリース前にスタジオで撮影されたという驚愕発掘映像!

曲は1st「mandalaband」から「Roof of the World」。

[members]
Dave Durant :リード・ボーカル
Ashley Mulford:ギター
John Stimpson:ベース
Vic Emerson:キーボード
Tony Cresswell ドラムス
  
mandalabandは、レコードの帯に書かれた「イエスが、リックウェイクマンが幾年を費やして築した帝国を、この恐るべき天才集団はわずか3日で制覇した。」という煽り文句も懐かしい、雄大なシンフォニック・ロックを奏でるバンドですが、アルバムのテーマは1950年代に中国が行ったチベット侵略を告発・非難するという重苦しいものでした。
  
しかし、20分を超えるタイトル曲「Om Mani Padme Hum」はチベット語で歌われていて直接的なメッセージは伝わりにくく、むしろスリリングな演奏、分厚いキーボード・オーケストレーション、合唱団や弦楽オーケストラの参加など、非常にスケールの大きいシンフォニック・ロック大作として、特に日本で受け入れられました。
  
この曲を作曲したのがBarclay James Harvest(バークレイ・ジェームス・ハーヴェスト)のオーケストレーションを手掛けていたDavid Rollで、Davidは、完成したこの曲を演奏するためにミュージシャンを集め、アルバムを制作したのです。そのDavid RollとエンジニアのSteve Smithも、コントロール・ルームで作業している様子が映っています。

残念ながら、音の方はアルバム収録のものを被せているように思われますが、それでも貴重映像であることは間違いありません。このすぐ後に、Dave Durantはバンドを離れ、残ったメンバーはSad Cafeを結成することになるので、David Rollを含め、メンバー全員が一同に介したのは、この時が最後だったそうです。


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