2015年11月7日土曜日

「Koncert 1977」オメガ

 
1968年にOmega Red Starとしてアルバムデビューし、1969年に改名後、現在に至るまで活動を続けるハンガリーの国民的大物バンドOmegaのライヴ映像。
 
名作「Gammapolisz」(1978)前年で、まさにシンフォニック路線を極めようとする時期です。曲間に各メンバーのコメントが挿入されています。
 
 
[members]
Kobor Janos(ボーカル)
Molnar Gyorgy (ギター、シンセサイザー)
Mihaly Tamas(ベース、アコースティックギター)
Benko Laszlo(キーボード)
Debreceni Ferenc(ドラムス、ビブラフォン、パーカッション)
 
[setlist]
1. Nyitány(overture)
2. Névtelen utazó(Invitation)
3. Ne legyen(Never Feel Shame)
4. Éjféli koncert(Late Night Show)
5. A könyvelő álma(An Accountant's Dream)
6. Finálé(Finale)
 
 
1と6は「Csillagok Utjan」(1977)、2,4,5は「Idorablo-Timerobber」(1976)の収録曲。2の「Ne legyen」は、名曲ながらも国内オリジナル盤未収録曲。6thアルバム「Nem tudom a neved」(1975)からの4曲をメインに海外進出を狙って英語で歌った独盤(PFMの「Photos Of Ghosts(幻の映像)」みたいな感じでしょうか)「The Hall of Floaters in the Sky」(1975)にのみ収録さています。
 
テクニックに裏付けされた自信と勢いに満ちた、熱いステージですね。ヒラヒラしたステージ衣装がいかにもYesっぽい感じですが、もっとワイルドなエネルギーに満ち(ロープにぶら下がったりしますし)、ハンガリー語が強烈なオリジナリティを発しています。
 
そして、シンセサイザーを中心としたキーボードの多彩な音を活かしながら、親しみやすいメロディーと、ハードロック的なノリと、ダミ声気味なボーカルの存在感で突き進みます。
 
コーラスに加えギターやドラムスにもサポートを得て、大掛かりなステージを展開していますが、会場の規模もかなり大きそうです。それでも観客の熱狂具合いが凄く、いかに愛されているバンドであるかがが見て取れますね。
 

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