2013年10月7日月曜日

「Top of the Pops 1972」ホークウインド



英国サイケデリック/スペース・ロックの最高峰Hawkwindが、シングル専用曲「Silver Machine」が大ヒットした1972年に、BBCの「Top of the Pops」に“出演”した際のライヴ映像。

[members]
Dave Brock(ギター、ボーカル)
Nik Turner(サックス、フルート)
Lemmy Ian Kilmister (ベース、ボーカル)
Dik Mik (Michael Davies) (シンセサイザー)
Del Dettmar(シンセサイザー)
Simon King(ドラムス)

UKシングル・チャート第3位という大ヒットによりBBCの音楽チャート番組「Top of the Pops」に出演することになったのですが、必ずしもファンと言うわけではないスタジオの観客の前で演奏することを良しとしなかったメンバーは、1972年7月のライヴ映像にシングル音源を被せるという方法で番組に“出演”することになったのだとか。

シンセサイザーの電子音やイコライズされたフルートの音が飛び交いますが、曲は意外とシンプルでストレートなロックンロール。でもHawkwindが演奏すると一定の反復リズムが強調された非常にトリップ感の強い曲になってしまうから不思議です。

ロバート・カルバート(Robert Calvert)のボーカルが弱かったために、最終的にベースのレミー・キルミスターがボーカルを担当したという曰く付きの曲ですが、力強くもちょっと荒っぽいレミーの歌い方は、Hawkwindのサイケデリック・サウンドに良くあっていたと言えるでしょう。

1971年からステージ・ダンサーとして加わったステイシア(Stacia)の姿が映っているのも貴重でしょう。“ヌード・ダンサー”として加わっていたわけですが、この時は着衣&フェイス・ベインティングというTV放送にも支障のない格好をしていますね。

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