2013年9月21日土曜日

「TV Live 1973」ペリジェオ



イタリアのジャズ・ロックバンドPerigeoが、2nd「Abbiamo Tutti Un Blues Da Piangere」(1973)発表時にTV出演した際のスタジオライブ。

曲はその2ndアルバムからアルバムタイトル曲「Abbiamo Tutti Un Blues Da Piangere」。

[members]
Tony Sidney(ギター)
Bruno Biriaco(ドラムス)
Giovanni Tommaso(ベース、チェロ)
Claudio Fasoli(サックス)
Franco D'Andrea(キーボード)

Perigeoはベースのジョヴァンニ・トンマーソを中心に1971年に結成されたバンドで、1977年に一旦解散しますが1980年以降もPerigeo Special、New Perigeoとバンド名を変えて作品を残しています。

イタリアン・ロックという言葉で想像されるような情熱やドラマチックな盛り上がりはなく、かと言って無闇にテクニカルな演奏で迫るわけでもありませんが、堅実でストイックな演奏の中に、抑えた叙情が垣間見られるのが魅力。

Arti e MestieriのFurio Chiricoのように畳み込むブルーノのドラムス、ファンタジックなローズ・ピアノの音が美しいフランコのキーボード、そして盛り上がったところで登場するクラウディオの泣きのソプラノサックス。非常にバランス取れたアンサンブルですね。

絵的にはチェロをストラップで肩に掛けて、ベースギターのように弾くジョバンニの姿に驚いてしまいます。

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