2013年8月29日木曜日

「Live in Helsinki 1976」ウィグワム



フィンランドのバンドWigwamが、1976年にヘルシンキのLiisankadun Studioで行なった、TV放送用スタジオ・ライヴ映像。

[members]
Jim Pembroke(ボーカル、エレクトリック・ピアノ)
Pedro Hietanen(キーボード)
Pekka Rechardt (ギター)
Måns Groundstroem(ベース)
Ronnie Österberg(ドラムス、パーカッション)

[set list]
1. Eddie And The Boys
2. Simple Human Kindness
3. Colossus
4. A Better Hold (And A Little View)
5. Grass For Blades

Wigwamはボーカルのジム・ペンブロークによって1969年に結成されたバンド。ジャズ・ロックにポップ・テイストを加えた“プログレッシヴ・ポップ”とでも言うべきオリジナルなサウンドが魅力で、「Being」(1973)という傑作を生み出しています。

1976年というとアルバム「The Lucky Golden Stripes And Starpose 」(1976)を出した頃。それまでペンブロークと共に中心的存在だったJukka Gustavson(ボーカル、キーボード)とPekka Pohjola(ベース)が脱退し、“新生Wigwam”としてイギリスのVirginレーベルから「Nuclear Nightclub」(1975)を出した後で、次第にメロディアスさに磨きがかかって行く時期にあたります。

そんな時期でありながらも、このライヴでは「The Lucky Golden Stripes And Starpose 」から6分を越える大作「Colossus」や、「Live Music from the Twilight Zone」(1975)収録の10分を越える「Grass for Blades」など、プログレッシヴなテイストも十分味わうことが出来るのが嬉しいところ。

タイトなリズム、ジム・ペンブロークの渋いボーカル、そして一人立ってプレイしているペッカ・レチャードの表現力豊かなギターがとても良いですね。

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