2013年7月8日月曜日

「Rockenstock 1972」マッチング・モール



イギリスのジャズ・ロック・バンドMatching Moleが、1972年にフランスのTV番組「Rockenstock」に出演した際のスタジオライヴ映像。

2nd「Matching Mole's little red record」(1972)の「Gloria Gloom」、1st「Matching Mole」(1972)の「Part of the Dance」を、メドレーで演奏しています。

[members]
Robert Wyatt(ドラムス、ボーカル)
Phil Miller(ギター)
Bill MacCormick(ベース)
Dave MacRae(キーボード)

編成はデイヴ・インクレア(Dave Sinclair)が抜け、1stでゲスト参加していたデイヴ・マックレイが参加した2nd制作メンバーです。

ロバート・ワイアットが覆面(スキー帽)姿で登場(最後まで外さず)というのが印象的。実験的な「Gloria Gloom」で、さらに覆面の男がボイスパフォーマンスをするという図はなかなか怪しいですが、意外とぐちゃぐちゃにならず、演奏もボイスも計算されているところが彼ららしいところでしょうか。

「Part of the Dance」は一転してハードなジャズロック。ロバートとビル・マコーミックのワイルドで奔放なリズム・セクションが良いですね。どちらもしっかり自己主張している感じです。

そして後にHatfiled and the NorthやNational Healthで活躍するフィル・ミラーの、朴訥で粘りのあるギターを弾く姿を見ることができて感激。元々ジャズ出身のデイヴの小気味良いオルガンも、ここではカンタベリー・サウンドを強く感じさせてくれますね。

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