2013年6月21日金曜日

「Live in Europe 2011」アニマ・ムンディ



キューバが誇る世界レベルの現役シンフォ・バンドAnima Mundiが、2011年6月にオランダで開催されたLive Prog Festivalで演奏した際のライヴ映像で、バンドのサイトでDVD「Live in Europe」(2012)として発売されています。

曲は傑作2ndアルバム「The Way」(2010)から「Time to Understand」。

[members]
Roberto Diaz(ギター、バッキングボーカル)
Carlos Sosa(ボーカル、キーボード、パーカッション)
Virginia Peraza(キーボード)
Manuel Govin(ドラムス)
Yaroski Corredera(ベース)

キューバのバンドということで果たしてどのような音なのか興味が湧きますが、彼らの作り出す音は良い意味で辺境らしさのない堂々たるシンフォニック・サウンドです。歌詞も英語なので一聴すると欧米のトップクラスのバンドかと思ってしまうほど。もちろんテクニック的にも申し分ないものを持っています。

メロディーを重視しながらドラマチックに展開していく曲は、テクニカルで複雑な構成に走りがちな今のバンドとは異なり、よりストレートな魅力感じさせてくれますね。

ロベルト・ディアスの流麗なギターに、抜群のセンスが光るヴァージニア・ペラサの分厚いキーボード、そして伸びのあるハイトーンが美しいカルロス・ソーサのボーカル。各プレーヤーの個性が光っているのも、このバンドの素晴らしいところでしょう。

待望の新作4th「The Lamplighter」(2013)では、ボーカリストがEmmanuel Pirko Farrathに交替し、より深みを増したAnima Mundiサウンドを聴かせてくれています。

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