2013年2月7日木曜日

「Spectral Mornings Live 1978」スティーヴ・ハケット



1977年10月にGenesisを脱退Steve Hackettが、1978年11月にドイツのテレビ番組「ミュージックラーデン」用に行なったスタジオ・ライヴの映像です。従ってビデオタイトルには「1979」とありますが、「1978」が正解です。

3rdソロアルバム「Spectral Mornings」(1979)の発表直前に行なわれたソロ・ツアーの最終日に行なわれたステージで、ソロとしての活動も充実してきた頃。バンドは「Spectral Mornings」のレコーディングメンバーと同じです。

[members]
Steve Hackett (ギター、ボーカル)
John Hackett(フルート、キーボード)
Dik Cadbury(ベース、ボーカル)
John Shearer(ドラムス)
Nick Magnus(キーボード)
Peter Hicks(ボーカル)

[set list] 
1. Please Don't Touch
2. Racing in A
3. Ace of Wands
4. Narnia
5. - Acoustic Section - 
6. Shadow of the Hierophant

なんと言っても若きスティーヴ・ハケットの流麗で多才なギターワークが一番の魅力。強めのイフェクトで幻想的なソロを弾きまくり、また効果音的なサウンドも繰り出すなど、その饒舌ぶり、ハイテンションぶりが光ります。もちろんライト・ハンド奏法も随所で見せてくれます。

加えてニック・マグナスのメロトロンが厚みのある音でスディーヴの世界を支え、ディック・カドベリーが見事なファルセット・ボイスを聴かせ、ジョン・ハケットがフルートのみならずフット・ペダル・ベースを手で操作するなど、バンドとしての見どころもいっぱいです。

なお下記のライヴDVDには、番組で放送されなかった曲も含めた完全版が収録されているようです。